子ども時代

サンタさんの存在を何歳まで信じてましたか?

ナマポです。

底辺で生きてます。

みなさんは子どもの頃、何歳ぐらいまでサンタさんの存在を信じてましたか?

 

ナマポが幼稚園児の頃の話です。

公園で1人で遊んでいるナマポに、知らないおじさんが近づいてきました。

「もうすぐクリスマスだよな」

なんだか怪しくて怖そうです。誘拐かもしれません。

幼稚園で先生に知らない人についていってはいけないと教えられました。

誘拐犯かどうかまだわかりませんが良くない人だと言うのは本能的にわかりました。

でもナマポは怖くて動けません。

どこかへ行ってほしい。だけど怖がっている様子を悟られてもいけません。

動けないナマポにおじさんは言いました。

「良いこと教えてやろうか」

言うとおりにしないと怖そうです。黙ってうなずきました。

「あのなあ、サンタクロースってホントはいないんだぞ。サンタの正体はお前のお父さんとお母さんだ」

そう言うとおじさんは去っていきました。

知ってはいけないことを知ってしまった瞬間でした。

ショックでその場で泣き出してしまいました。

泣いていたら近所のおばさんが気がついて家まで送ってくれました。

泣いてる理由を親に聞かれましたが言いませんでした。

 

最近の子どもさんは公園でも絶対保護者がついてますね。

ベンチに座っていたナマポに1人の子どもが近づいてきました。

目が合いました。

チャンス!と思ったナマポは子どもに教えてあげました。

「サンタさんの正体は君のパパとママだよ」

25年前のナマポと同じで子どもは泣き出しました。

お母さんが驚いて飛んできました。

ナマポはあわてて走ってその場を逃げ出しました。

走りながら後悔しました。

自分はなんでこんな酷いことをしたんだろう。

自分がされて嫌だったことを何の関係もないあの子にしたんだろう。

胸がムカムカします。気持ち悪いです。

ごめんなさい。本当にごめんなさい。

あの子が将来ナマポみたいな人間になりませんように。

サンタさん、一度だけでいいのでナマポにプレゼントをください。

あの子だけはまっすぐなおとなにしてあげてください。

ナマポはいつまでたっても底辺です。

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