ナマポです。
底辺で生きてます。
ナマポは子どもの頃、絵を描くのが得意でした。
正確には図画工作の成績が良かったのです。
なんとなく上手く描ける術を知っていたんだと思います。
でも好きじゃなかったので伸びませんでした。
母親がナマポが子どもの頃の絵を残していました。
大人になったある日それを見せてもらいました。
わかりました。
小学校の頃のナマポは先生に気に入られるように絵を描いています。
さっき「なんとなく上手く描ける術」と書きましたが、まさにその通りです。
幼稚園の頃の絵もありました。
裏と表、両方書いてありました。
この絵を描いていたときのこと、すごくよく覚えてます。
母親が
「裏、なんか知らんけどぐちゃぐちゃ書いてあるね」
笑って言いました。
違います、母さん、そちらが表です。
確かにぐちゃぐちゃ描いてあるけど、それを描いていたときのこと、今でもよく覚えてます。
とっても楽しく、1人ではしゃぎながら、お話を創りながら、画用紙に絵を描いていたのです。
あの線はたぶん電車。
あの線は家や建物。
あの線は悪い怪獣が吐いた火です。
そしてあの線は怪獣をやっつけた光線です。
絵の時間が終わりの方になって周りを見渡すと、みんなロケットやらお花畑やら上手に描いています。
まずいと思って急遽、少し離れた席の子の絵を見て裏に描きました。
裏と表、両方に絵を描いたら先生に怒られるんじゃないかと、よくわからない理由で怯えてました。
大事に取ってあった絵ですが処分してもらいました。
いつまでたっても底辺です。